夏休みを迎えて(「夏季休業中のしおり」の巻頭の言葉)
スポーツ界では、10代の若者が世界大会で活躍しています。これは一握りの人間。
かたや、昔なら極悪非道な人間しかしないような犯罪に手を染める10代の若者もいます。
これも一握りの人間、しかし残念ながら増えています。
スマートフォンの普及で、人間関係のトラブルに巻き込まれたり、犯罪の加害者・被害者になったりする可能性は急速に増えています。
総務省のHPでは、インターネットトラブルが16項目掲載されています。
中学生も巻き込まれそうなトラブルをいくつか挙げます。
・ 自画撮り写真の交換に端を発した脅迫被害
・ 心のよりどころだったSNS上の知人による誘い出し
・ 悪意で設置されたWi-Fiスポットを使用し情報が流出
・ 投稿から個人が特定されたことによる被害
・ 悪ふざけなどの不適切な投稿
・ アルバイト応募が招いた犯罪への加担
・ SNS等での誹謗中傷による慰謝料請求
これまでの学校生活の中で身につけてきた君たちの健康的な判断力をもって、危険なことからは遠ざかってください。
約5週間、学校生活が中断します。
できることはたくさんありますが、自己管理ができないと、この夏休みはマイナスになってしまいます。
1.登校できる「からだ」づくりとして、早起き習慣を崩さないようにしましょう。
2.夏休み後に登校したくない原因第一位は、「宿題が終わっていない」です。
宿題は頑張って終わらせましょう。宿題終わらなくても登校はしましょう(何とかなる)。
3.もし、家庭内で解決できないことがあったら、学校の先生や東京都などの相談窓口に迷わず
相談しましょう。
(8月5日から14日までは学校は機械警備です)
4.筋肉が形成されるのも勉強の成果が出るのも、3ヶ月後(私の非科学的経験談)。
今からやれば、秋には、うほほ~い!(主に3年生へ激励)
令和5年7月
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○ 令和5年度がスタートしました
このたび江東区立南砂中学校の校長を拝命いたしました、近藤啓太です。
よろしくお願いいたします。
予測不能な時代を生き抜くための主体性を身に付けさせ、持続可能な社会の作り手を育成することが、学校教育に求められています。
しかしこのコロナ禍において、生活スタイルや意識が変わりました。学校生活も変わらざるを得ないことが多々ありました。
まだまだ感染症対策は必要ではありますが、令和5年度は「連携性」を高める年になるはずです。そこで今こそ、新しく創造する必要性があると考え、今年度の学校経営のスローガンを「ともに創造する(つくる)」といたします。
教育の基盤である家庭(Home)、学校(Homeroom)、地域(Hometown)が三者一体となり、生徒の主体性を育て、生徒が輝ける場をつくっていきます。
どうぞよろしくお願いいたします。
1 目指す学校像 (生徒が「みんなかがやく」)
・生徒がいきいきとともに伸びる学校
・保護者や地域とともに子どもを育てる学校
・教職員がともに成長する学校
2 目指す生徒像
・主体的に学び行動できる生徒 (主体性)
・他者を認め思いやりの心をもった生徒 (多様性)
・地域社会に貢献できる生徒 (連携性)
3 目指す教師像
・研究と修養に励み、向上心をもち続ける教師
・生徒理解に努め、対話を大切にし生徒を支援する教師
・組織的に教育活動に取り組むことで、より大きな成果を生む教師集団
4 経営理念
(1)生徒の主体性を重視した教育活動
・主体的に学ぶ姿勢を育てる授業を展開する。
・生徒の主体性や個性を重視した教育活動を行う。
生徒が学校生活の向上に向けて積極参加することで、自己肯定感や誇りをもたせる。
(2)地域の公立学校としての使命
・教育公務員としての服務を順守し、物品の有効活用や私費負担の軽減化を図る。
・特別支援学級の運営基盤を確立させる。
・学校・保護者・地域の三者一体となり生徒を育成し、地域に根ざした学校づくりを進める。
・魅力ある教育実践により、「入学したい・させたい学校」を目指す。
(3)持続可能な社会の作り手の育成
・SDGs達成のために、探究し行動し発信できる人材を育成する。
令和5年4月 近藤 啓太
「学校、今日行く!」~教育長の学校日記~ (令和5年7月7日)
更新日:2023年07月21日 16:22:04