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前期の後半スタートです
エアコンの効きもイマイチな暑さでしたが、交通事故・熱中症・大きなケガの報告もなく
元気に全校集会に揃いました。
校長の話、保健委員会の熱中症予防の動画、生活指導主任の話、校歌 でした。
校長の話を以下に掲載します。
皆さん、今日から前期の後半が始まります。 まず、夏休み中の8月17日の読売新聞に載った長濱ねるさんの記事についてお話しします。長濱さんは長崎で育ちました。長崎では、8月9日が登校日で、学校でみんなと一緒に原爆の犠牲者に黙とうをするのが当たり前だったそうです。ところが東京に出てみると、その日に特別な思いを持たない人も多く、「平和を考える気持ちに温度差がある」と感じました。そして長濱さんは、「自分が語り部になりたい」と思うようになったそうです。 この記事を読み、私も改めて平和について考えました。 今の世界には、まだたくさんの戦争や争いがあります。 ガザ地区では、戦いが長引き、食べ物や水が足りず、極度の飢えに命を落とす人がいます。 ウクライナでは、ロシアとの戦争が続き、家族や家を失った人がたくさんいます。 スーダンでは、国の中での戦いが終わらず、国外へ逃げることを余儀なくされている人々がいます。 コンゴでも、政府と反乱軍との間で争いがあり、住民が安心して暮らせていません。 カンボジアとタイの国境でも衝突があり、国境付近の人々が避難をしています。 エチオピアのアムハラ地方でも戦いが続き、学校や村が巻き込まれることもあります。 こうした状況の中では、同じ年ごろの子どもたちが、安心して学校に通うことさえできません。平和というのは、ただ願うだけではなく、私たち一人ひとりが守っていかなければならないものです。 世界のことを知ること、身近な人に伝えること、そして学校で友達を大事にすること――そうした日々の小さな積み重ねが、未来の平和を支えるのだと思います。 それではここで、世界で戦争に苦しむ人々に思いを寄せながら、日本の平和がこれからも続くように祈って、皆さんと一緒に黙とうをささげたいと思います。姿勢を正して、心を静かに合わせてください。 ――(黙とう)―― |
公開日:2025年08月25日 18:00:00